聖歌 7
7 統一勇士の歌 1、心情の因縁(ゆかり)で世界は生き 一つに結ばる本然の縁 永遠に授受するわれらの故郷 幸の礎のもと千代に生きん われらは誇れる統一の勇士 強く愛して勇み進まん 2、永遠の心で光彩(ひかり)を放つ 創られし万物の栄光の灯台 生命が溢れる本然の人格 理想の価値で花咲かせん われらは誇れる統一の勇士 強く御旨立て勇み進まん 3、秩序の基(もとい)に真実(まこと)を立て 永遠の約する変わらぬ価値 高く立てらる真理のしるべ 揚々たる善き日をほめ讃えん われらは誇れる統一の勇士 強く叫びて勇み進まん 4、東方に明ける輝く文化 全ての民は同胞(はらから)と 願いし善き父母永遠に侍り 誓いて成さん一つの世界 われらは誇れる統一の勇士 強く理想に勇み進まん |
聖歌 第一部 7番「統一勇士の歌」
1962年、真のお父様(文鮮明先生)が作詞されました。曲は韓国の大邱(テグ)という町の市民歌曲から取ったそうです。
朴正敏(パク・チョンミン)さんという婦人伝道師は、この歌のいきさつを次のように話しました。
「伝道報告会で集まった時、お父様が『釜山(プサン)のひばり!』とお呼びになり、何か歌うように言われました。私は、昔開拓した大邱の市民歌曲が大好きだったので、それを歌いました。大邱は教育が盛んで、熱心なクリスチャンが多い町です。その歌は市街を囲む自然の美しさと、心の誇りを歌った愛郷歌で、苦しい時、いつもそれを歌っては勇気を出して開拓伝道をしたものです。先生は大層気に入られ、幾度も私に歌わせられました。数カ月後、そのメロディーに、先生は希望と激励に満ちた詩を付けられ、皆に教えてくださったのです」
以下は、『聖歌のめぐみ』の著者、天野照枝先生の証しです。
朴正敏さんを訪ねた時の言葉です。
「日本の兄弟は天の宝です。神様がどんなにか、胸溢れるほど愛していらっしゃることでしょう。そのことを思うといつも泣かずにいられません」
心の深い所から溢れてくるような声でした。
たった一人に会ったときでも、日本の兄弟の全てに会ったような、神様の親の心情をもって迎えてくれる…その姿に私は神様に会ったような感動を覚えたのでした。
同行してくださった李耀翰(イ・ヨハン)牧師の、「人に会うのは神に会うのですね」という言葉も忘れられません。
韓国では、どこへ行っても、そういう出会いをしてくださるかたばかりでした。
信仰が実らせる見事な情感。人と人との間に常に神様がおられる。その霊的雰囲気がさりげなく、呼吸する大気のように満ちていた清冽(せいれつ)な印象を、この歌を歌うたびに思い起こします。
(参照:『聖歌のめぐみ』)