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聖歌59 朝は小鳥の



59 朝は小鳥の
作詞: T.Amano 作曲: N.Tsujimura

1、朝は小鳥の歌に覚め
夕べ輝く星の下
歓び積みて行く生活(たつき)
岩の上なるわが家庭
2、嵐よせ来る試みに
苦しき事の多きとも
御神と共に何処(いずく)にも
祈りて歩むわが家庭
3、愛の箱舟、舵とりて
心一つに父母と子は
目指す行く手を主の御手に
委ねて嬉しいわが家庭

聖歌 第一部 59番「朝は小鳥の」


 1976年7月、聖歌編纂に寄せて作られました。天国の基礎といわれる家庭の大切さを思い、愛と信頼が通う生活の喜びを歌っています。この歌の奥にある情景を、3番まで描写しましょう。

 1. 小鳥は、まだ暗いうちから、チチ、チチとひとしきり歌います。聞きほれていると辺りが白んできて、空は真っ青に染まり始め、幾筋か朝焼け雲が残るその夏の夜明けの爽やかさ。緑の露の玉が、小さく草に光っています。今日もこんなに美しく、朝は装って私たちに訪れる。……朝拝の歌声、母や姉の作る朝食の匂い、田や畑にも讃美歌の響き。全国に遣わされた家庭も、一日の出発の時を迎えます。

 そうして、真心から一日いそしみ、日が暮れると星が輝きます。背負ったわが子と共に、キラキラとまたたく光を見ながら帰途に就く母もいます。……これら全て、神と共に歩む喜びの生活です。私たちの家は、崩れ去る砂の上にではなく、揺るがぬ岩の上に、固く建てられているのですから。

 2. だから、試みの嵐が押し寄せ、苦労が重なる日も、その確信を捨てずにいましょう。イスラエルは見渡す限りの荒野の果てのカナンを指す、モーセの杖に従いました。アブラハムも「いで立て」との神の声に、行く先さえ知らずに旅立ちました。今私たちも「わたしとわたしの家とは共に主に仕えます」(ヨシュア記 第24章15節)というのです。

 3. ノアは大きな箱舟を造りました。それは罪悪の世を超えて新世界に旅立つ、神の舟でした。私たちの教会も、私たちの家庭も、ちょうどそのようなものです。神によって結ばれた愛の箱舟の住人たちは、全く新しい天と地を、ここからつくり出さなくてはならないことを知っています。どこに行くのでしょう? いつまで行くのでしょう?

 それは主に委ねます。父母と子は共に心一つに励んでいきます。主よ、お導きください。(参照:『聖歌のめぐみ』)


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