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聖歌57 告げよ



57 告げよ
作詞: T.Amano 作曲: Anonymous(J)

1、夜明けを告げよ、起き出でて告げよ
全ての闇は消え去れりと
長き歴史の苦しみは去りて
輝く朝は明け来たると
※(くりかえし)
天地に響けこの歌声よ
神のみ民の歌ぞ響け
2、世界に告げよ、喜びを告げよ
見よわが父はここに在りと
愛に結ばれ故郷を知りて
われらは永遠に神にありと
              ※

聖歌 第一部 57番「告げよ」

 この歌は、統一教会(世界基督教統一神霊協会/現・世界平和統一家庭連合)の草創期から聖歌編纂委員として努めている天野照枝先生によって作詞された聖歌です。

 ヨハネの第一の手紙(第1章3〜4節)に次のような聖句があります。
 「すなわち、わたしたちが見たもの、聞いたものを、あなたがたにも告げ知らせる。それは、あなたがたも、わたしたちの交わりにあずかるようになるためである。わたしたちの交わりとは、父ならびに御子イエス・キリストとの交わりのことである。
 これを書きおくるのは、わたしたちの喜びが満ちあふれるためである」

 この聖歌も上の聖句と同様に、夜明けや喜びなど、私たちが見たもの聞いたものを「告げよ」と歌っています。

 では私たちはなぜ、告げるのでしょうか。

 この聖句を中心に考えてみると、それは私たちの交わりに全世界の人々を迎え入れるためだと考えることができるのではないでしょうか。
 そして私たちにとっての交わりとは、天の父母様(神様)、真の父母様との交わりのことです。

 この「交わり」という言葉は、聖書では「命を一緒に持つこと」という意味があるそうです。

 全人類の生命を父母様につなげていく、そのような私たちの姿を願い、この聖歌は「告げよ」と歌っているのかもしれません。

 聖歌に込められた歴史や心情に思いを馳せながら歌えば、より深い聖歌の世界を感じることができるのではないでしょうか。





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