聖歌 42 神ともに居まして
42 神ともに居まして 作詞: Anonymous 作曲: Anonymous 1、神共に居まして、行く道を守り 天の御糧(みかて)もて、力を与えませ ※(くりかえし) また会う日まで、また会う日まで 神の守り、汝が身をはなれざれ 2、荒野を行く時も、嵐吹く時も 行く手を示して、絶えず導きませ ※ 3、御門に入る日まで、慈しみひろき 御翼の影に、絶えず育(はぐく)みませ ※ |
聖歌 第一部 42番「神ともにいまして」
この歌は19世紀後半に作られ、「世界で最もよく歌われる送別の歌」といわれています。
作詞者はジェレマイア・E・ランキン、作曲者はW・C・トマーです。
作詞者のジェレマイア・E・ランキンは、別れの時のあいさつである「グッバイ」という言葉の意味を考えて、丹念にこの歌を作ったそうです。
“good-bye”は、“God be with you”が詰まって発音されるようになったもので、「神があなたと共にあるように」との祈りを込めた言葉です。
あなたが荒野(あれの)を行く時も、嵐に遭う時も、常にあなたと共に神がおられますように。天よりの糧を与え、行く手を示し、絶えず導いてくださるように。
「グッバイ」の語源にはそのように深い意味が込められています。
三番の「御門(みかど)」は天国の門のことですから、「御門に入る日まで」とは、この地上で送る人生の全てを表しています。
この曲が感傷を誘うのは、「また会う日まで」の言葉が、特に浮き彫りにされるメロディーだからということもあるでしょう。
この次に会うのはいつのことか、これっきり全国に散って、サタンの攻勢の中に倒れてしまう人もいるかもしれない、というような悲壮感がありました。
ですから、この歌詞の一字一句が胸に迫ってきたのです。
(参照:『聖歌のめぐみ』)