聖歌 31召されし身
31 召されし身 作詞: Hoo Oon Ree 作曲: Jai Hoon Pak 1、召されて出(い)で立つこの身は行くぞ 辛(つら)くも楽(たの)しも君のみ慕いて 誰れがさまたぐ死がさまたぐや 誰がさまたぐ死もさまたげられぬ 2、地のすみ荒れ野も恵みと共に ソドムの町も愛もて訪ねて この身の全てを惜しまず捧ぐる この身の全てを惜しまず捧ぐる 3、みさかえ誉(ほま)れは君のみ受けて いやしみ十字架はわが身が負い行く 名も無く捨てられ喜び従う 名も無く捨てられ喜び従う |
聖歌 第一部 31番「召されし身」
聖歌31番「召されし身」は、韓国のキリスト教会で昔から歌われている既存の讃美歌です。
作詞者はキリスト教神学校の教授でもあった李浩雲(イ・ホウン)牧師、作曲者は韓国キリスト教の代表的な作曲家である朴在勲(パク・ジェフン)牧師です。
1949年にアメリカへ留学した李浩雲牧師が書いた手紙に、この詩が書かれていたそうです。詩に込められた主への献身に感動した朴在勲牧師が曲を付け、「召されし身」が作られました。
朴在勲牧師はこの詩を読んだ時のことを次のように話しています。
「読めば読むほど喜びと感謝が私の霊魂に打ち寄せるのを感じ、感謝の祈祷をささげました」
この歌は、召命に感謝し忠誠を尽くそうという激励と献身の讃美歌であり、キリスト教の伝道会や献身礼拝、神学校の卒業式など多くの場で歌われてきました。
なお「召されし身」の曲は二編あり、世界平和統一家庭連合では朴在勲牧師が作曲した曲、キリスト教会では韓国音楽協会の初代理事長を務めた李宥善(イ・ユソン)氏が1967年に新たに作曲した曲で歌っています。
朴在勲牧師の曲は重みがあり落ち着いた曲調で、李宥善氏の曲は軽快な曲調です。曲の雰囲気は大きく変わりますが、どちらも召命意識と熱い献身の心情を鼓舞してくれる讃美歌です。